9：00～17：00　＊会期中無休
タイトル：愛らしい野鳥の木版画展 ～モリス著『英国の鳥の歴史』より～
会場：旧朝吹山荘「睡鳩荘」2階（国登録有形文化財）
料金：無料（＊ただし、軽井沢タリアセン入園料が必要）
資料協力：新部公亮氏（日本アンリ・ファーブル会）
約170年前にイギリスで刊行された鳥類図鑑、フランシス・オーペン・モリス著『英国の鳥の歴史』（" A History of British Birds" 1850–1857, London:Groombridge & Sons刊）の中から、手彩色された木版画 約40～50点を一堂に展示いたします。

著者のフランシス・オーペン・モリスは、アイルランド出身の聖職者でナチュラリスト。英国王立鳥保護協会の初期設立メンバーの一人でもあります。図版は、木版画家ベンジャミン・フォーセットが彫り、フォーセット夫人とアレキサンダー・フランシス・リドンにより、版画に彩色が加えられています。なお、同図鑑のタイトルは英国の鳥ですが、日本で観察される鳥も多く収録されています。今回、展示するのは、クマゲラ、アオゲラ、カケスなど、軽井沢高原に生息する鳥も含まれます。
この本が発行された1850年代当時、イギリスは世界中に植民地があり、『陽の沈まない国』とされていました。ゆえに、この図鑑には世界中の主だった野鳥たちが掲載されています。